先ほどのページでは、移動平均線を使って投資判断するやり方として、
グランビルの法則があることを紹介しましたが、それは次のページに譲るとして、
このページではゴールデンクロスとデッドクロスと呼ばれている
非常にメジャーな投資判断方法を解説していきましょう。
どちらも短めの期間でとった移動平均線と
長めの期間でとった移動平均線の2本の動きに着目して投資判断をしようというものです。
…ちなみに、60になる私の母が初めて知った資産運用に関するテクニカル用語が
このゴールデンクロスとデッドクロス。
それくらいメジャーな用語ですので、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
そんな方は次のページをご覧いただくか、このまましばらくお付き合いください。^^
移動平均線をテクニカルチャートで見ると、
たいていの場合において2本表示されていることが多いのではないでしょうか。
ゴールデンクロスはこの2本の動きに注目して
相場が上昇に転じるサインを見出してやろうというものです。
例えば、日足のローソク線でつくられたチャートでは、
5日と25日の移動平均線が表示されていることが多いです。
5日線は5日間の相場の平均、25日線は25日間の相場の平均を表すわけですが、
当然期間が短い5日線の方が直近の相場を反映して動くようになります。
そう考えると下降局面から上昇局面に転じる際、25日線よりも早く反応する5日線が、
相場上昇の局面では25日線を下から上に追いぬいてクロスする場面が出てきます。
これをゴールデンクロスと呼びます。
一定の期間、確実に相場がプラスに転じていることの証で現れるサインですから、
これを本格反転のサインとして買いに走る投資家もいます。
5日線が25日線よりも素早く市場の相場を反映することで生じる上昇基調のサインが
ゴールデンクロスであるのに対して、
デッドクロスは下降基調が始まることを示すものと言われ、
売りのサインとして見られています。
デッドクロスはゴールデンクロスとは逆に、
上昇局面で25日線よりも上に位置していた5日線が相場の下降をいち早く織り込み、
25日線を上から下に追い抜くクロスが発生したところをそう呼ぶようになっています。
1点気を付けてほしいのは、どちらも長期の相場トレンドを分析するには良いのですが、
一時的な停滞期や、短期で上昇・下降が激しく繰り返されるような相場には向きません。
また、トレンド転換のサインが現れるまで比較的時間もかかりますので、
ほかの比較的最新のテクニカル分析などと比べると、遅めのサインとなります。
一長一短ありますが、比較的粗利が少なくても
慎重にトレードしたい人に向いた指標であると言うことができるでしょう。