酒田五法での買いの格言・サインをいくつか取り上げてみましたが、
続いては売りの格言・サインを取り上げていきましょう。
蛇足になりますが、テクニカル投資をする上でも気を付けておいてほしいのですが、
投資の世界には「頭と尾はくれてやれ」という格言があります。
これは、最安値で買って最高値で売る(あるいはその逆)で100%の利益を得ようとし過ぎると、
かえって買い時・売り時を逃してしまい、利益が得られないことを戒めたものです。
欲張りすぎず、サインを確認した後、
一番確実に利益を出せる真ん中の美味しいところを食べましょうという心得を伝えるものです。
テクニカルをやるうちに、相場が転換するギリギリを狙おうとする欲が出てくるかもしれませんが、
確実性も忘れずに投資するようにしてください。
【二ツ星(三ツ星)】
2~3日連続で、始値・終値・安値・高値があまり開きが無く、小さな範囲で固まっていた場合、
相場が大きく動き出す前触れであると見られています。
下降局面では、二ツ星(三ツ星)が表れた次の日に下放れして始まるようであれば、
より下降局面が続く兆候であるとされています。
逆に二ツ星(三ツ星)は上昇局面でも登場する可能性があり、
その場合は逆に上放れでより上昇気流に乗る前兆とされています。
【下げ三法】
先ほどは上げ三法を紹介させていただきましたが、逆パターンで下げ三方というのもあります。
これは大きな陰線に続いて3日連続で陽線なのに陰線の初値を越えられず、
その翌日に大きな陰線が出た場合を下げ三法と呼びます。
こちらは逆に下がるサインと見られています。
【捨て子線】
上昇を続けてきた過熱感のある相場の中で、頭一つ抜けた所で値が始まり、
上下にヒゲを付けて同じ値で引け、寄引同時線となったとします。
さらにその翌日、前日の終値から下放れたところから値が始まり陰線で終わったとすると、
上昇のエネルギーが力尽き下落相場が始まるサインになります。
ローソクの最後のともしびのようにひときわ高い相場を付けた部分を捨て子線と呼んでいます。
【三羽ガラス】
長期的な上昇相場の後、陽線に続いて3日連続で陰線が並んだ時には売りのサイン。
これまた長期的な下降相場になる可能性が高くなります。
このサインを「三羽ガラス」と呼称しています。
ただ、この時に初日の陰線の始値の位置は
前日の終値よりも下で始まっている必要があります。
上放れた位置から始まっているようなら、買いのサインになりますので気をつけましょう。